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人造人間キカイダー
1/2マスク


1972年放映 「人造人間キカイダー」に登場。

「プロフェッサー ギル」率いる悪の秘密結社「ダーク」に
戦闘用アンドロイドの研究を強いられていた光明寺博士は
ダークに対向する手段として、善悪が判断できる「良心回路」を
取り付けた人造人間ジローを密かに造っていた・・・

物語は、苦悩する「人造人間ジロー」が主人公という今までの
特撮ヒーロー物とは一味違う、当時の子供には少々ハードな設定でした。



画像のマスクは、「レインボー造型」(RMWシリーズ)
1/2 スターチューマスクです。

撮影用マスクを制作している会社だけのことはあって
とても素晴らしい完成度です。

オリジナルのマスクには、1/12バイクのプラモデルパーツを使い
頭部メカのデティールを構成したのだそうです。(車種は失念)



この1/2マスクには、1/24のバイクプラモ(同一車種)を使用しているようで、
良く見てみるとクランクケースやらマフラー・フェンダー・ウインカー・メーター
ヘッドライト・キャブレターなどなど・・・



バイクに詳しい方ならば、その車種の特定に
時間がかからないかもしれませんね。

うぉ!! 4気筒バイクである事には間違い無いようです。



ちょっとアップで・・・


バキュームフォームで成型された透明フードは、
ネジを介し金属片を使って繋ぎ止められており
長いネジにより本体へ固定されています。



いくらプロの仕事とは言え、これだけの精度を出し量産したのは
驚くばかりです (゜ロ゜)スゴ




実際の撮影に使用されたマスクも同じ構造だったワケですから、
アクション時のアクシデントによる頭部の損傷なども有ったのでしょうね。

不完全な人造人間という設定と、左右非対称に頭部メカ露出という
デザインが上手く融合しているキカイダー。

「苦悩のヒーロー」は、今でも心に残るヒーローなのでありました。


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