Yocchi's property man

ジェット ビートル

1966年放映 「ウルトラマン」に登場。

科学特別捜査隊 (科特隊)の主力戦闘機です。

「JET VTOL」の名の通り、
機体後部に2基の推進用ジェットエンジンを持ち
機体下面には3基のロケットブースターを装備する事で
垂直離着陸と空中ホバーリングを可能にした万能機です。

岩本博士が開発し、機首のレーザー砲や主翼両端のロケット弾の他
オプションとして様々な装備を搭載・輸送出来ます。



画像の「ジェットビートル」は、ハセガワ製1/72のプラモデルです。
そうです、超〜久しぶりのプラモデル製作なのでありました。



実際の撮影プロップとは一線を画し、あくまで実機が在ったとしたら・・・的な
アプローチで再現されているキットです。「流石ハセガワさん!!」 なのであります。



以前、ガレージキットの老舗
「ゼネラルプロダクツ」が販売したバキュームフォームキットの作例に
実機を想定したような作品が有りましたが、このキットはそれを具現化したような
モールドが施され、誰でも手軽にリアルなジェットビートルを
組み立てられるようになっています。



ちなみに、
私が購入したキットは科学特捜隊・隊員が付属した特別バージョンです。
せっかくですので科特隊・隊員さんに搭乗して頂いております。



マルス133 レーザー銃を構えた「イデ隊員」。
操縦しているのは「ハヤタ隊員」。
後部座席には「フジ アキコ隊員」。
のつもりです・・・。

かなり広々としたコクピットの空間です。
隊員を綺麗に塗装して、それ以外は指定色を塗っただけです。



ハセガワ製「ジェットビートル」の特徴でもあるモールドです。
う〜ん、勉強になります。



各ハッチやプレートに、薄めたクリアーカラーでアクセントを付けてみました。



キットに入っていたデカールは「流星マーク」と「文字」を使用し、
後はすべて塗装してあります。



デカールが十分乾燥するのを待ってクリアーでコートし
特にスミ入れする事も無く、このままで完成です。

パーツ数も少なく、初心者の方にも組み立てやすい
構成になっています。




後方より



上方より


実際に、劇中で使用されたジェット ビートルは
1962年、東宝特撮映画「妖星ゴラス」で国連南極基地の
探査機として出てきたVTOL機を流用し、
1966年放送の「ウルトラマン」でリメイク・デビューとなりました。

撮影用ミニチュアを製作したのは「郡司製作所」さん。

戦後間もなく映画のミニチュアを手がけ、日本特撮映画や
テレビ作品のほとんどに関わってきた「郡司製作所」さんの金属模型は
その強度と完成度で各方面から大きな信頼を得ていたそうです。

ホウ材で作られたモノから金属のモノまで、時間に制約のある
テレビ用の模型を作る事はかなり厳しい仕事だったようです。

いつか私も真鍮を板金して、中サイズ(約40cm)位の
ジェットビートルを作ってみたいのでありました。


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参考文献 講談社 テレビマガジン特別編集 巨大ヒーロー大全集
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