飛行石
「天空の城 ラピュタ」 製作記
天空の城ラピュタ (C) 1986二馬力・G
1986年に公開された宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」。
ヒロイン・シータの家に古くから伝えられてきた不思議な石「飛行石」。
物語の重要なアイテムのわりに当時商品として販売された形跡も無く
欲しがる娘と、透明エポキシ樹脂の発売が重なった事も有り
自作となりました。
原型はエポキシパテで作り、サフェイサーを吹いた後に
ピカール（コンパウンド）で磨き、つるつるの鏡面に仕上げます。
王家の紋章（レリーフ）は、リューターで彫りました。
シリコンで型を取り、模型用クリアー塗料で着色した
透明エポキシ樹脂を流し込みます。
ちなみに樹脂の硬化時間は、20℃〜25℃の室温で約24時間位の物を使用。
よく攪拌すると気泡が入りますが、硬化時間が遅いので攪拌した樹脂を
1時間位放置して気泡を取り除いてから型に流し込みます。
抜けた飛行石には、凹モールドのレリーフが現れます。
そこにゴールドの金属粉入りエポキシパテを充填し
硬化後、面一になるようサンディングします。
しか〜し、
ゴールドの発色が悪いせいでビミョ〜な状態に・・（↓右側）
ならばと、レリーフの凹モールドをゴールドで塗った
（↓左側） イレギュラーバージョンも制作
ウレタンクリアーをコートして完成!!です。
ちなみに、左はカミさん用、右は娘用です。
当時は、まだ小さい「ガキンちょ」だった娘のアグレッシブな
ラピュタごっこに耐えられるように、強度優先です（金具の事っす）。
こまった時のおまじない、ふるいふるい秘密の言葉・・・
「リテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール・・・・・」
作ってから、11年位経っています。
経年変化でかなり黄ばんだようです。
型も残っていましたが、一回り縮みました。
裏面のレリーフも彫ってないので、いつかは、Ver 2を・・・
こちらはカミさんバージョンです。「バルス!!」(゜-゜)＼バキ
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