Yocchi's property man

独り言。

2007静岡ホビーショー回想記。

現在、「宮崎メカ模型クラブ」さんに
籍を置かせていただいている私は、
昨年より「静岡ホビーショー」なるイベントの中の
「モデラーズクラブ合同作品展」にて
作品を展示させて頂いております。

今年も、2007年5月19日(土)20日(日)に開催された
「第46回静岡ホビーショー」に行ってまいりました。

今回はその時の事を思い出しながら書いた回想記です。

しかし、時間が経つと忘れてしまう事も多く
やはり、鉄は熱いうちに打たないといけません。

などと反省しながらの回想記・・・

では。

新潟から車で参加の私は、近所にお住まいの「はじさん」と共に
前日の夜10時、遥か彼方の静岡はツインメッセに向け
出発したのでありました。

途中おやつを買ったり軽食をとったり・・・

まるで免許取り立ての高校生のようなノリの中年二人組みは
深夜の高速道路をワイワイ・ガヤガヤと妙なテンションで進んで行きます。

特に私は車で県外に出る事など全く無く
行く先々が皆新鮮で、見るのも全てが興奮&感動なのでした。

休憩に立ち寄った高速道路SA「神川」。
この時、既に自分が何処にいるのか解っていません?



ここでラーメンをすすり、運転をはじさんに交代してもらい
旅は続きます。

東京回りだった去年とは違い、別ルートを選択した今年は
日本海方面から長野を抜け上九一色村を通り静岡入りするようです。
もはや「カーナビ」と「はじさん」にすべてお任せ・・・・・・
峠を攻めるはじさんと、睡魔に攻められる私。

いろんなモノと格闘しながら、
明けて19日 AM3時過ぎにはSA「富士川」に到着。



少々の休憩を取り、目指すはツインメッセ!
ここからは私の運転です。

はじさんお疲れ〜ちょっぴりだけど休んでちょうだいね・・・。



白々と夜が明けるころ、ようやくツインメッセに到着。

逸る気持ちを抑えつつ、まずは近くのコンビニで朝食を買い
指定駐車場に車を停め搬入時刻になるまでの間
小宴会・朝食&仮眠に突入!

そう言えば去年もこのコンビニで朝食を買いましたっけ・・・・・
確か一定額以上の買い物をするとクジを引ける期間中で、
はじさんが見事、景品をゲットしたのを思い出しました。

当たったのは、持ち手のない輪っか状の「パイナップルアイス」。

5月の静岡でも、朝は寒いですよ。

「ヨッチさん、どうしましょ〜?」と聞いてくるはじさんに
「食べるしかないだろう・・・・」と応援!
寒いいぃ・・・と、眠い目を擦りながら早朝のツインメッセで
パイナップルアイスを頬張るはじさん・・・・。

運がいいのか悪いのか、わからんちん?

そんな事を思い出してたらたちまち搬入時刻に・・・・

会場に入り「宮崎メカ模型クラブ」の皆さんと挨拶をすませ
作品の展示作業に移ります。

開場前のまだ人の少ない時間帯に写真を撮りましたが
それでも他のクラブの方々もいらっしゃるワケでして
常に人・人・人〜〜なのです。

では、今年の「宮崎メカ模型クラブ」皆様の作品です。


まずはSYUさん製作の「モリアーティのアジト2」(名探偵ホームズ)



宮崎駿さんのTVアニメ「名探偵ホームズ」の「海底の財宝」に登場する
「モリアーティの潜航艇」です。
卓越した工作技術はもとより、空間を演出するセンスや所々にちりばめられた
小道具と物語りのニクイ絡みなど、そのこだわりは人を魅了する素晴らしい
アート作品でした。凄すぎます。


そしてもう一作品、SYUさんの「モリアーティのアジト」(名探偵ホームズ)



宮崎駿さんのTVアニメ「名探偵ホームズ」の「青い紅玉の巻」に登場した
プテラノドン型飛行機です。
こちらの作品は2005年のホビーショー出品作品に手を加え再登場です。
私はこちらの作品の製作記を幾度と無く拝見させて頂いてまして、どうしても
直接この目で拝見したかった事も有り、今回念願かなって初対面となりました。
実物から発せられる情報量は凄まじく、いつまでも見ていたくなる作品でした。
また、SYUさんが今回の「モリアーティのアジト」リメイク時に久しぶりに出した所
プテラの上にある「洗濯物がそのまま干してあった」のだそうです。
約2年もの間、経年変化も無くよくぞ干されたまま残っていて下さいました。
が、今回は洗濯物も少しリメイクされたそうです。
さてどれが変わったのでしょう?


つづきまして、おやじさんの「ジムシーVSイノブタ」(未来少年コナン)



未来少年コナン、第十四話「島の一日」から、「あの」場面をピックアップです。
「自分達も仕事をしようとコナンは海へ、ジムシーは山へ狩りに出かけます。
ジムシーはオーロの放し飼いにしている特に凶暴なイノブタに追われるハメに・・
崖の壁面に突っ込ませ仕留めたつもりが、背後に気配が・・・」
まさに、この時のジムシーの表情をよく捉えていらっしゃいます。
イノブタにおいても素晴らしい毛並みモールドに加え
今にも動き出しそうな見事な筋肉表現が絶妙で、この画像では見えづらいのですが
イノブタの鼻が妙に艶めかしく生きていました。
とても個性的で艶のあるおやじさん造形を堪能させていただきました。


つづきまして、今回新加入の人口精霊さんの「油屋」(千と千尋の神隠し)



「千と千尋の神隠し」舞台になる油屋の一室「寝部屋」を木材を使って再現されました。
敷居に鴨居も作り込まれ障子戸やガラス戸もきっちり開閉出来ます。
小さな可動フィギュアの千・リン・ハク・カオナシがこの中で暮らしていました。
「寝部屋」の小さな電灯が灯るとそこはまさに「千と千尋」の世界そのものです。
小さなお子様たちが目を輝かせて覗き込む姿がとても印象的でした。


つづきまして、はじさんの「フィアット500」(ルパン三世カリオストロの城)



これは京商ミニカーコレクション、第16弾フィアット・ランチアミニカーシリーズ
の「フィアット500 F」を改造し製作されました。
エキパイや毛布・木箱・バケツなど自作され、ナンバープレートを「R33」に変更。
ダッシュボードには灰皿も用意され、タバコの吸殻が山となっています。
このフィアット、画像は大きく写っていますが実物はとても小さいのです。
流石に私の肉眼ではタバコの吸殻は見えませんでした・・・。
下の画像がカメラのマクロで撮った限界です。
タバコらしき物が確かにありました!凄い!!




つづきまして、こみやさんの「ロボノイド」(未来少年コナン)



昔、発売されたバンダイのプラモデルを改造。
ゼンマイを内蔵し、トコトコ歩きます。
これまたとても小さいキットなのにどうやって動いているのか謎です。
こみやさんの可動ギミックに対するアイデアやそれを実現させる
工作技術は他の追従を許しません。
SYUさんがネジを巻いて遊んでいらしたのが思い出されます。


もう一つ、こみやさんの「ランボルギーニ・エスパーダ」(ルパン三世)



旧ルパン三世の第13話「タイムマシンに気をつけろ」に登場したそうです。
摩毛狂介(まもう きょうすけ)が登場するこの話は、
今年の7月頃にTV放映された「ルパン三世 霧のエリューシヴ」の元ネタ。
残念な事に、今回のTVをあまり真面目に見ていなかったせいで
「霧のエリューシヴ」にこのエスパーダが登場したかは不明です・・・
でも、さすがこみやさん、渋いところを突いてます。


つづきまして、腰痛さんの「ラムダ」(ルパン三世)



いよいよ内部に着手され、もうどこまで凄いんだ〜!状態です。
座席の上下移動装置を完備したレザーコックピットシートに
にょきにょき動く照準器。
各コンソールパネルにも細かく手が入り
コダワリの内部は一つの形にまとまろうとしています。
まだ製作を拝見できそうですので楽しみは続きます。


つづきまして、Rfiveさんの「三角塔」(未来少年コナン)



いよいよ三角塔も塗装が施され、内部にはLEDが仕込まれています。
アルミホイルの乱反射によりピカピカと怪しく光り、何処と無く
地下街を彷彿とさせる台座も良い雰囲気を醸し出しています。
この先の展開がどうなっていくのか、
楽しみなのであります。


つづきまして、ちびトロさんの「ソフィー」(ハウルの動く城)



「ハウルの動く城」に登場するソフィーです。
映画のワンシーンを再現したいと、製作されたフルスクラッチ作品です。
ちびトロさんご自身が納得いくまで何度も修正され完成されたソフィーは
聡明で透明感があり、凛とした印象をうけました。
残念な事に、今回はソフィーさんの参加だけで
ちびトロさんと会場でお会いする事は出来ませんでしたが、
いずれ機会がありましたら、ソフィーさんの制作にまつわる
お話しなどをさせて頂けたらとても嬉しいのでありました。
特にお聞きしたいのが、髪の毛の色。
茶色にも見えるし離れるとロマンスグレーにも見えるこの絶妙さ!
上手いっす!


つづきまして、かのーさんの「巨大戦艦」(名探偵ホームズ)



宮崎駿さんのTVアニメ「名探偵ホームズ」の「海底の財宝」に登場する
「多砲塔巨大戦艦」を、なんとプラバンで製作されました。
70センチはあろう船体には、RC装置を搭載出来るようになっており
いつの日か大海原を疾走する予定?なのであります。
そして今回、この会場で「かのーさん」と「SYUさん」の作品により
英国海軍と、悪の天才「モリアーティ教授」の攻防を描いた
「海底の財宝」 夢のコラボレーションと相成りました。


最後に私の「ファルコ」(未来少年コナン)



インダストリアに唯一残った飛行艇です。
大きな翼や丸い観測用窓を持ち、そのスタイルはとても
魅力的で劇中でも大活躍?していました。
昨年は未完成状態での展示でしたが、
今年は何とか完成にこぎつけました。



製作については、
当HP内「製作記」をご覧いただけましたら
嬉しいかぎりで御座います。

以上が「2007年 宮崎メカ模型クラブ作品」でした。


会場では沢山の方々からご覧いただけて感謝感激 !!
来年もがんばりま〜す。




あっ、そう言えばSYUさんが最終日ちょっとしたイベントを催してくださいました。



ほ〜ら、無いでしょう。 ピンクの潜水艦が・・・・・。
これはこれで貴重なワンショットかも・・・・。

実はここに出撃してたんですね〜。



狙うは、かのーさんの、いや、英国海軍の巨大戦艦!

この時の「モリアーティの潜航艇・組み立てショー」に
居合わせた人はラッキー!
SYUさんの手で一つ一つ組み上げられるさまを、
時折「見えませ〜ん!」とか「上に上げて見せてくださ〜い!」とか、
かくも賑やかに繰り広げられたのでした。


これは番外編。
別のクラブで展示されていた「こみやさん」の作品です。
この兵隊さんとワンちゃんがお散歩します。
しかも足を左右交互に動かしながらです!!
中の具を拝見させて頂きましたが、もう時計職人
と言いますか、からくり人形師です。 凄い!




こちらは、ラムダの外装を触らせてもらって喜んでいる「はじさん」の図。
顔は満面の笑み。



こうして
楽しかった2日間もあっという間に過ぎていったのでありました・・・。


帰り道もそれ程急ぐ旅ではないので、あちらこちらへ寄り道・大会です。



はじさん希望の「TUTAYA」巡りに始まり、静岡のご当地ラーメンを食し
富士山見たさに「サービスエリア」に立ち寄れば富士山は雲に隠れ
すでに辺りは真っ暗け。

行く時程の妙なテンションはもはや無く、いい感じの30代と、
いつも通りの40代に戻り「ああ〜っだった、こ〜だった」などと
余韻に浸りながら帰宅したのでありました。

家に付くころには既に日付も変わっており、
足かけ4日の楽しかった「静岡ホビーショー」の日程はすべて終了。

楽しかったね〜♪

また来年も行こうね。


2007.10.22



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