Yocchi's property man

デッカード ブラスター

「ブレードランナー」 リック・デッカードの銃 製作記@

米 1982年。 映画 「ブレードランナー」
原作 フィリップ K ディック。

ハリソンフォード扮する「リック・デッカード」が劇中使用する銃です。



公開当時から謎とされていた「デッカード ブラスター」のディテールも
10年後の1992年、スタントプロップである黒いレジン製の
ステージ ガンが巷に流出した事で一筋の光明が射しました。

アンダーグラウンドで商品展開されたそのディテールを持つ銃達は
確実に浸透してゆく事になります。

そんな私も1996〜1997年位に
自分が目指す所の「1丁」をフルスクラッチしたのでありました↓(=^_^=)v



それから数年後、
アメリカでSci-Fiを中心としたプロップを製作している
「リチャード・コイル」氏が作った”C&Sブラスター”を
手にする機会に恵まれ購入しましたが、
自分で作ったブラスターと、サイズが違う事に困惑 ( ゜Д゜); 

いつしか実銃モールドの魅力に取り憑かれる事に・・・・・



時は流れ・・・2006年・・・・

USAで開催された”世界SF大会”
「World Science Fiction Convention 」
通称(Worldcon)にて

遂に出てきたのです!( ゜▽ ゜;) エッ!!

夢にまで見た「オリジナル・ヒーロープロップ」が!!

映画公開から実に24年!!!

画像に見る「デッカー ブラスター」には錆びなどが散見され
撮影当時の輝きこそ失っているものの、
間違いない本物のディテールがそこにはありました(T_T)

「Karl Tate」氏による会場での画像は、瞬く間に世界を駆け抜け
私も「ネコさん」から当HP・BBSへの書き込みを通じ、知る事となりました。

今まで必要以上に何度もビデオやDVDでチェックしてきた私にとって
十分納得出来る感涙の衝撃画像だったのです。

Thanks Karl!!



そこで、
今回はプロップに利用された実銃からの複製レジンパーツを利用し
(と言ってもリチャードのパーツが多いのですが・・・)(;^_^A 
手持ちのブラックレジンからコピーパーツを足していく方向で
自分が目指す所の「一丁」を、もう一回製作してみる事にしました。

はたして、どうなります事やら・・・・・




では挑戦!なのであります。

(Steyr Mannlicher.222)&(Chartar Arms BULLDOG)から型抜き複製された
リチャード版ブラスターの「レシーバー」や「マガジンハウジング」
「ブルドッグ」のバランスは良く、一見そのまま使えそうなのですが、
実際は塗装が荒く、パーツに歪みや気泡もあったりするので一度塗装を落とし
部分的に熱を加え歪みをとる所から始めました。

表面には出来るかぎり手を加えず、本来のエッジや刻印を
そのまま生かす事が今回の狙いであります。

また、リチャード版ブラスターはアメリカのGKに多い
「凄まじく石油臭いレジン」を使用しているので
その加工には非常に苦しめられる事になりました。
加工が終わったパーツは、日本製のレジンへ置き換えます。

今回、この作業にいちばん時間を掛ける事に・・・・・。

その作業と平行しつつグリップの形状や角度を変更し原型を製作。
耐熱シリコンを使い型を取り、ホワイトメタルで複製しました。




ブルドッグ・グリップフレームはSIDキットのパーツを修正し
レジンで複製しました。




アウターグリップフレーム(外側)と、ブルドッグ・グリップフレーム(内側)に
穴を開け、キャップスクリューで固定します。

また、オリジナル・ブラスターのネジは、おそらくインチネジを使用しているハズ。
写真と見比べ、バランスが近いキャップスクリューをチョイスします。





ネジの取り付け角度は、ワールド・コンの画像を元に推測し
右上画像のような角度に落ち着きました。




アウターグリップフレームには大きな穴が開いています。
ワールドコンの画像を見てみると、その奥には丸く光を反射する
ネジ頭のようなモノが見られます。
確証はありませんが、取り合えずネジと想定し取り付けました。

また、アウターグリップフレームの大穴・内側には
ブルドッググリップフレームの切断面とおぼしきしモノ?も見えるような・・・ 
(非常にあやふやなのですが・・・・・)




その事から、
ブルドッグフレームの切断面はアウターグリップフレームの
大穴を開けた際に貫通し、切れてしまったと想定し
ブルドッググリップフレームの切断面は丸くしてあります。

これまた確証の無い私の推測ですので、
その真偽は定かでありません。 念のため・・・


次はブルドッグフレームです。

グリップフレームやサイドカバーを取り付ける為の穴やら突起物があります。




実銃のディテールがそのまま残っています。
いらない気泡まで消さずに残っています。




一旦、色を落とし下地を出しておきます。
ハンマーも一緒に色を落としてみた所
何と、クリアーパーツでした





ここでちょっとフィッティングです。
「アウターフレーム」・「ハンマー」・「ブルドッグ」の位置関係を確認。




近くにあった琥珀グリップを重ねてみます。

上の画像と比べて解るように、透明パーツを介して見るアウターフレームは
光の屈折(レンズ効果)によりイイ感じに形を変えます。




しかし、この琥珀グリップ自体、正確な形状を成していないので、
新造したグリップだとまた違った見え方をするのでしょうね。

この後、ブルドッグフレームはすべての穴を埋め
綺麗に整えてから、これまた日本製レジンに置換します。

今回はここまでです。

最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。


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