Yocchi's property man

ファルコ
「未来少年コナン」インダストリアの飛行艇 製作記 B

future boy conan. Falco

(FRP置換作業 編)


いよいよ今回の本命、FRP作業に挑戦です!



まず型に璃型剤になるワセリンを塗っておきます。

本来でしたら
ガラス繊維マット↓にFRP樹脂を染み込ませ型に密着させていくのですが、
機体のFRP層が厚くなってしまうので今回ガラスマットは使用しません。



目指す所は機体に筋彫りを施す為の樹脂層の確保と
機体FRPの厚さを薄く仕上げる事です。

では、作業開始です。

まず型にFRP樹脂を一層だけハケ塗りします。

この層が筋彫り用の層になるワケであります。


FRP樹脂だけの一層目完了です。


そして、この次に2種類のガラス繊維↓を使い積層していきます。



まずは右側のマイクロメッシュを使用します。



内側からFRP樹脂を押し広げていくように密着させていきます。
最後は空気を押し出すように注意深く念入りに仕上げます。

本来、専用ローラーを使って空気を押し出したり
樹脂の厚さを均一にするのですが、
型が石膏で傷付き易いのでハケだけでがまんです・・・いいのかオレ?


マイクロメッシュを張り込んだ、2層目完了です。


そして上記の繊維画像、左側の荒目メッシュで3層目積層します。

作業は順調に3層目に入りましたが、この頃になると室温も上がってきて
FRPの硬化速度も早まってきます。

もたもたしていると作業中に調合したFRP樹脂が固まってしまいそうで
急がされた作業によりバタバタします。

よって写真を撮る余裕が無く、3層目の画像はありませんです(゜-゜)\バキ

内容は2層目とほぼ一緒なのでご勘弁を(゜-゜)\バキバキ


さて、24時間経った硬化後・・・



何故かトンカチ君登場〜!!!

どうした事か型離れが悪く、面倒くさいので型を割ります。

どうやら原因は作業開始時の室温が低かったせいで樹脂の硬化に時間が掛り、
ワセリンの塗り込みの薄かった所から石膏型に浸透して硬化。
その為に癒着してしまったようです。

そのせいで型割りです。
本来「型割り」とはこう言う事ではないのですが・・・( ̄□ ̄;)!! 


で、取りあえず全パーツ取り出します。



こんな感じで置換出来ました。。
何だか微妙です。 (・д・`*)なんじゃこりゃ〜って感じですが・・・

この後クリーニングとバリ取り、合わせ目の処理をします。
物がFRPに変わったので硬いのナン何の!!
この作業にかなりの時間を費やすことになります。


続いて各穴あけ作業です。。



コクピットと目玉窓と搭乗口をあけて行きます。
リューターで小さな穴をグルッと一周し、ニッパーで切り離していきます。
まるで、ミニ四駆の改造のようです (・ω・`*)ネー 



仕上げもリューターで行いましたが、
FRP加工はガラス繊維を使用するので取り扱いに
注意しないと後でとんでもない目に会います。

削りカスが付いた手で目をこすったりするのは
とても危険ですし(って言うか、厳禁!!です)
手・足に付いただけでも、ちょっとカユイ、そのうちチクチク、
何だかとってもチクチク・カイカイ〜〜 (≧∇≦)ぎぇ〜!!!
ってな事に・・・!!

目にはゴーグルをし、削りカスを吸い込まないようにマスクも装着。
出来るだけ肌の露出は控え、削りカスの付着に注意を払います。

必要なら掃除機で削りカスを吸い込みながらの研磨や、
水の中での研磨も効果的です。


そして、穴あけ終了後・・・
プラサフを吹いて確認します。



気泡や石膏と癒着した部分を処理し、再度プラサフ吹き。

何とか無事に置換作業終了です \(^O^)/ 



機首部分。
底面のエッジも残ってます。



搭乗口の大きさは散々悩んでこれ位に落ち着きました。



前面内部骨格と各窓のバランス
うぅ〜ん次作業が楽しみです。



ようやく置換作業も終え、内部作業に突入します。
コクピットや内部の再現など、ようやく模型らしい作業に移れそうです。

ギミックも少々入れたいなぁ〜などと思っているのですが、
これからが本番です。


次は「それ行け内部鉄骨フレーム&コクピット編」です。

つづきます。


前ページへ      次のページへ


Copyright (C) 2005-2008 Yocchi's property man All rights reserved.